西日本シティ銀行役員一覧
社会・経済環境は大きく変化しています。なかでもSDGsやESG、DX(デジタル・トランスフォーメーション)など、世界が共有する大きな社会課題は、今後長期間にわたって私たちが向き合わなければならないものです。いわば「不可逆的」なテーマと捉えています。
本中計の策定にあたっては、西日本FHグループがこうした不可逆的テーマに対応し、どのようなビジネスモデルを描くのかを考えの中心に据えました。
西日本鉄道(福岡市)は19日、福岡市・天神で建設中の「新福岡ビル(仮称)」18階部分(地上約81メートル)からアルミ材…
脱炭素やDXなどは、取引先のお客さまにとっても避けることのできない課題であり、その対応をサポートするのは、地域金融グループとしての責務です。同時に、このサポートをビジネスモデル化することが、わが社グループの成長にとって極めて重要です。
社会課題の解決に取り組むお客さまを多様なソリューションでサポートし、それによってお客さまの支持を高め、西日本FHグループの収益力につなげる。いわば、社会的価値と経済的価値を両立させることで、企業価値を高めるという思想です。「地域の発展なくして、わが社の発展なし」という信念も、同じことを表現しています。
西日本FHグループは、西日本シティ銀行を核に、カード、証券、コンサルティングなど多様な企業で構成されています。前中計期間中の2022年度には、九州リースサービスとシティアスコム、イジゲングループの3社をグループに迎え入れました。SDGs/ESG、DXなど現在の社会課題に対応したソリューションを提供するための「陣構え」は相当程度、整ったと評価しています
この強化されたグループ総合力を、本中計で取り組む施策を通じてさらに磨き上げ、お客さまに最適なソリューションを「ヒューマンタッチ」と「デジタル」の両面で提供します。
西日本鉄道(福岡市)は19日、天神大牟田線の雑餉隈(同市博多区)-春日原(春日市)間に設ける新駅「桜並木駅」を3月16日に開業すると発表した。これに合わせて平日昼間の特急…
1961年3月14日、大分県生まれ。
大分県立日田高校、九州大学経済学部卒業。1983年に西日本相互銀行(現西日本シティ銀行)に入行。常務執行役員総合企画部長、取締役専務執行役員、西日本フィナンシャルホールディングスの取締役執行役員などを歴任。2021年6月から現職。趣味は読書、ゴルフ、美術鑑賞。読書はカズオ・イシグロ氏や原田マハ氏らの作品を愛読。理髪とゴルフ以外は、時間が合う限り常に妻と一緒に行動する。
お客さまに最適なソリューションを最適なタイミングで提供するには、お客さまのことを知る必要があります。我々の究極の強みは、地域や個別企業のことを「よく知っている」という点です。定量的にも定性的にも知り尽くし、数字に現れない経営者の思いや経営力も把握する。お客さまとの接点こそが、当社グループの企業価値の源泉だと認識しています。
一方、法人も個人もお客さまの悩みやニーズは時代とともに多様化・高度化しています。本中計の基本戦略の一つ「お客さま起点の“One to Oneソリューション”の提供」を実現するには、お客さまとこれまで以上に親密な関係を築き、課題やニーズをく汲み取る必要があります。そのために、リレーションシップ・マネジメント強化を本中計の重要テーマに掲げました。具体策としては、特にヒューマンタッチに焦点を合わせて、「営業態勢の強化」と「人的資本の強化」に取り組みます。
「営業態勢の強化」の主要施策の一つとして、西日本シティ銀行の営業態勢の見直しを進めます。お客さまとの接点である銀行の営業店を、お客さまの課題やニーズをこれまで以上に的確にキャッチする「コンサルティング中心の場」としていきます。営業店はお客さまのニーズをつかんだら、早い段階で銀行本部につなぎ、銀行本部やグループ各社が持つソリューションから最適なものを探し出し、提供できるようにします。
何より大切なのは、銀行の営業店・本部、グループ各社が「お客さまのために」と目線をそろえて、それぞれの役割を果たすことであり、こうした体制を確立するため、本中計ではさまざまな手を打ちます。
すでに2023年4月には、営業店から情報を受け取り、グループのソリューション機能とつなぐ専門部隊として、コンサルティングサポーターやウェルスマネージャーを銀行本部に置きました。
また、2024年には、営業店のシステムを更改します。効率化を進めて店頭事務を減らし、コンサルティングの場にふさわしく対面での相談時間を増やします。
西日本フィナンシャルホールディングス(FH)は2023年4月、新たな中期経営計画「飛翔2026~つなぐココロ、つなげるミライ~」をスタートしました。本中計は社会・経済環境が激変する時代にあって、西日本FHグループがどのような姿を目指し、どう企業価値を高めていくかの羅針盤となります。村上英之社長に、中計に込めた思いや狙いについて聞きました。